織原被告の無期懲役確定へ=ルーシーさん事件一部有罪-女性連続暴行・最高裁
時事通信 12月8日(水)17時46分配信
弁護側は上告審で、ルーシーさん事件と、死亡したオーストラリア人女性に対する事件で無罪を主張していた。
東京地裁は2007年、ルーシーさんを除く9人の事件を有罪として求刑通り無期懲役としたが、ルーシーさん事件については、「犯行と結び付ける直接的な証拠がない」として無罪とした。
これに対し、東京高裁は08年、織原被告がチェーンソーを購入していたことや、ルーシーさん失踪後に生存の偽装工作をした経緯から死体損壊・遺棄を認 定。わいせつ目的でルーシーさんを誘い出し、睡眠導入剤を摂取させたことも認めたが、死因が特定できないとして、準強姦致死罪の成立は認めなかった。
二審判決によると、織原被告は1992年から00年にかけ、女性9人に乱暴し、うちオーストラリア人女性カリタ・リジウェイさん=同(21)=をクロロホルム中毒で死なせた。また、わいせつ目的で誘拐したルーシーさんの遺体を切断した上で土の中に遺棄した。
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